タオのブログ
2010.07.22 石垣島の旅日記
6月13日(日) 1日目
今は石垣島のホテル。高等部の生徒2人との石垣島への旅が、娘(二女)や夫の協力も得て実現したのだ。
沖縄が好きで来ている回数が最も多い娘はアドバイスをしてくれると共に、今回の旅のしおりも作ってくれた。夫は男同士という感じで、2人の若者に色々話しかけたり質問に答えたりしていた。
朝7:34に宇都宮を発ち、11:35のフライト。14:10那覇着、14:35那覇発、15:35石垣着。レンタカーを借り、ホテルにチェックインの後、バンナ岳山麓「エメラルドの海が見える展望台」へ。そして、石垣市内の居酒屋で夕食。
空の上は快晴。青空と白い雲の織り成す芸術の中を通り抜けてきた。石垣はうす曇状態で、残念ながらエメラルドの海は望めなかったが、さすが南国、むっとする熱気を感じた。バンナ岳山麓はにぎやかな蝉声に包まれ、石垣市街地や港、鬱蒼と茂る密林が眺められた。
夕食は、鮪の目玉の煮付け、豚足、海ぶどう、魚のマース煮、イカ墨ソーメン、県魚グルクンのチャーハン等々、沖縄ならではの食材に舌鼓を打った。
H君は、「飛行機に乗るのは初めてなので不安だったけど、落ち着いてここまで来られてよかった。羽田の展望台で着陸する飛行機を何機も見て、飛行機ってかっこいいなと思った」と、Y君は「石垣島に着いたとたんすごく熱さを感じ、南に来たことを実感した。飛行機は2回目だけど、ジェットエンジンの迫力に驚いた。蝉の鳴き声にも沖縄料理の新鮮さや美味しさにも驚いた」と語っていた。
6月14日(月) 2日目
娘の家から約5分。明るい光が降り注ぐ米原ビーチでシュノーケリングを楽しんだ。砂浜から5?6メートルも行くとさんご礁。顔を海につけると、そこはもう南の海の魚たちの楽園だ。おしゃれな魚たちが無心に泳いでいる。身も心も解き放たれ、今地球のここに魚たちと共に生きているえもいわれぬ喜びに包まれ、魚たちと共に泳いだ。
2人の生徒も「すごい!」「きれい!」「手をだすと、指先をツンツンとつつく」とはしゃぎ、大自然の懐に抱かれ、自分を放ち切っていた。
昼食は、ソーキそば、海鮮丼、車えびの天丼などの海の幸をそれぞれに頂き、午後は工房「凛火」でシーサー作り。粘土をちぎったり丸めたり・・・、Y君もH君もしばし自分の世界。・・・しばらくすると、それぞれに個性溢れるユニークなシーサーが生まれ出た。
その後、長女の家でパイン、パッションフルーツ、スイカなどを頂き、夕食の材料の買出しに。5時頃、今日の宿「ふくろうハウス」に到着。エプロンを着け早速料理に取り掛かる。ゴーヤーチャンプル、ヘチマと肉の炒め物、グルクン(沖縄県魚)の焼き魚、焼きそばなど。料理は初めてというY君もH君も娘たちの指示に従い大活躍。古代米入りご飯もふっくらと炊け、ソーキスープや特産のかまぼこなどの差し入れもあり、石垣の食材尽くしの贅沢な夕食となった。
片づけをしてシャワーを浴び、ミーティングをして、充実した長い一日が終わろうとしている。
6月15日(火) 3日目
今日は海神祭。力を合わせてカヌーを漕ぐ日焼けした青年のたくましい姿に、見ている私も興奮し心が躍った。海の恵みを受け、海と共に生活している土地ならではの催し物を間近に見ることができ、ラッキーだった。
午後は高速船で竹富島へ。水牛車に揺られ珊瑚の石垣の間の道を行く。左右にはシーサーが座る赤瓦の屋根の家。バナナ、パパイヤ、ドラゴンフルーツの木。そして真紅に燃えるハイビスカス・・・。ピンクのブーゲンビリアも梢高くそよいでいる。竹富の女性は美しく、その昔役人の現地妻として求められた女性がそれを拒んだという話を聞いた。波洗うこの小さな島にも悲喜こもごも人の歴史があったのだと、三線の音と島の哀歌に耳を傾けながらしばし感慨にふけった。黒糖ミルクのかき氷を食べ、郵便局ではがきを書いて、なごみの塔から島を見渡し、5:00過ぎに石垣島に戻り、今日の宿、内藤家へ。
縁あって、長女が石垣島の内藤家に嫁いで3年になる。お父さんや息子や友達みんなで作った手作りの家の3階のベランダでバーベキュー。晴れていれば輝く夕焼けを堪能することができるのだが、今日はうす曇り。娘夫婦とその子ども、お父さんお母さんみんなで夕闇迫る川平湾を眺めながら食べ飲み話が弾む。Y君もH君も本当に楽しそう。・・・私は途中で失礼してお休みなさい。楽しい一日を感謝しながら。
6月16日(水) 4日目
6:15起床。ラブラドール犬「ドラム」と共に朝の散歩。海を見晴るかす高台の道。Y君もH君も娘も私も「すごいなぁ」「きれいだなぁ」「ステキ!」「映画のシーンのような風景!」など、感動の言葉を漏らしながら歩く。ドラムは大喜びで、流れる水路に飛び込んだりしながら草地を跳ね回る。
Y君は、歩きながら昨夜の印象に残った話をしてくれた。「内藤さんのお父さんが若い頃、簡単な家を作って野宿をしていたとき、台風で家が吹き飛ばされた。お金もお札はみんな吹き飛んでしまった。ほふく前進で追いかけたが1枚もつかむことはできず、残ったのは、5円、10円、100円玉だけだったんですって。『今度、台風体験ツアーなんてどう?いつでもおいで』と言ってくれました。先生のだんなさんの蝶の話もすごいと思いました。日光でマーキングされた蝶が石垣島で捕獲されたんですってね。その蝶は羽を広げて15センチぐらいなのに、2000キロも飛ぶんですって。・・・」
散歩から戻り、3階のベランダで昨日の日記を書き、朝食をいただいて、荷物の整理をして空港へ。「お世話になりました」「楽しかったです」「ありがとう」「また来てね」「さようなら」・・・。
会う喜びがあれば、必ず別れの寂しさがある。生きていれば、そのようなつらさは何度となく味わわなければならない。「エイッ!」と振り切って前をむいて明日に向かっていくしかない。娘家族に別れ、空港で同行した娘と別れ、宇都宮の駅でY君とH君とも別れ、一大イベントの石垣島への旅は終了した。
2人の高校生にとって、本当に言葉に尽くせないほどの濃密な体験ができたすばらしい3泊4日だったと思う。全般にうす曇りだったが、シュノーケリングやハーリー祭には明るく晴れ、雨の日は一日もなかった。天候に恵まれ、無事に行ってこられたことを心から感謝したい。
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