タオのブログ
2009.04.17 さくら国際高等学校通信制入学式
4月16日、学びのもりタオ高等部新入生の増渕君と共に、提携校のさくら国際高等学校通信制の入学式に行ってきました。サポート校はサポート校独自に入学式をやっているとのことでしたが、私は、彼に自分が「高校に入学したんだ」ということを実感して欲しいと思い、「行ってみようか」と声を掛け、実現しました。今後学習を進めていく上でも、自分の高校が、どのような場所にあるどんな学校か目で見ておくことは何かとプラスになるのではないかとも思いました。
上田発3:07の別所線のワンマン電車に乗り,明るい日差しを浴びながら、菜の花や桜ののどかな田園風景を見ながらとことこと進みました。20分ほどで、「舞田」駅に着きましたが、山に囲まれた田園の中に白い柵のホームらしきものがあるだけで建物は何もありません。二人して「ここが駅なんだ!?」と言いながら降りました。さくら国際の職員の方が迎えに来てくださっていて、ほんの5~6分で学校に着きました。
心安らぐ木造校舎で、午後2時、通信制の入学式が始まりました。入学式参加者は4名。入学承認の呼名の後、学校長と学園長のお話がありました。
校長の清川輝基氏は、この3月に卒業した女生徒S子さんの作文を紹介してくださいました。「S子さんは、小学校中学校と不登校で、自分の部屋が学校だった。ずっと一人ぼっちの学校だった。そして、卒業証書なんてただの紙だと思っていた。しかし、3年前に勇気を出して、自分の部屋だけの世界から飛び出した。そして、先生方や他の生徒との交わりを持ちながら学び、単位を取得し、晴れて高校卒業の時を迎えた。手にした卒業証書はただの紙などではなく、自分の人生に希望を与えてくれる貴重な証書だった。卒業証書というものがこんなにも重いものだとを初めて知った。そして、3年間の学習を通して、人は他の人と関わりを持ちながら、学び豊かになっていくんだと実感した」・・・このような内容でした。
学園長の荒井裕司氏は、まず、「さくら国際高等学校」と命名した由来を話してくださいました。さくらは日本の花の代表。冬が去り、明るい春に見事に花開く「さくら」、生徒たちの未来もそうであって欲しいという願いをこめた。もう一つ、「約束は守る、礼節を守る、自己の心身を磨く、相手を思いやる・・・」等、10箇条を挙げながら、日本ならではの「さくら」に武士道精神を大事にしたいという思いも込めたとも話されました。
また、3月の卒業式においでくださった、日野原重明氏の言葉を紹介されました。日野原氏は1911年生まれで、現在97才。聖路加国際病院理事長として現役で働きながら、公演や執筆活動にお忙しい毎日を過ごされている。「私の年齢を考えれば、皆さんはほんのスタート地点にたったに過ぎない。これからいくらでも学びやりたいことができる。この私にもまだどうしてもやりたいことがある。それをやるためには、120才までは生きなければならない」と笑顔で話されていたということでした。
その後、スタッフの方々一人ひとりと握手を交わし、記念写真を撮って、入学式は終了となりました。 私自身も希望を与えられた、心温まる入学式でした。
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